飛行機のどこを補強するか?デザインとバイアスについて
突然ですが、問題です。
上記の画像を受けて、あなたは飛行機のどこの部分を補強した方が良いと考えますか?
・・・という、有名な問題ですが、心情的に言えば「被弾した部分を補強する」といった答えがあるかと思います。
ですが、この問いにおいて問題なのは、しるしの付いていない部分に被弾した飛行機はどうなったのか?というところまでを考える必要がある、ということなのです。
この統計の取られた統計のもとは「帰還した爆撃機」です。「帰還していない爆撃機」つまり墜落した爆撃機は、この赤いしるしのついていないところに被弾し、致命的なダメージを負ったのだから、しるしのついていないところを補強しよう。と、統計学者エイブラハム・ウォールドが忠告した、という事実に基づく問題でした。
こちらの問題の出典元となる本を買いました。
William Lidwell
そしてもう一冊。
筒井 美希
しっかり読んでいきたいですね。